2020イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
|アンディ|
●入ってすぐの消火栓の表示が「ここには」ではなく、「こ こ に は」から始まっていた。一瞬、「あ、おもしろい文書の余白」と止まって読んじゃった。ただの注意書きなのに。文脈に支配されてんだよなー。地に図は意味づけられる。
●色彩の気持ちよさ。色彩の気持ちよさって、音楽のリズムに似ていて、ファンクで腰が動き出すような、身体に届いてくる感じがある。
●何か一つのモチーフをいっぱい書くとか、いっぱい並べるとか、そんなことやってみようかな。例えば、瓶みたいなものをたくさん並べてみたり。
●デジタルとアナログってなんだっけ?(「データのじかん」より)
アナログとデジタルの違いをざっくり言うと、連続的なデータを扱うのがアナログで、段階的なデータを扱うのがデジタル、と言えます。(中略)
実は「デジタル」という単語は、データと同じくラテン語由来の言葉です。もともとはラテン語で指を意味する「digitus」から来ており、数を数える時に指を使っていたことからバラバラの数(=離散した数)を意味するようになったそうです。
対して「アナログ」は、ギリシャ語で「比例」という意味を持つ「αναλογία」に由来があるとされています。このギリシャ語は、英語で「類似、相似、比喩」を意味する「analogy」になり、それが転じてアナログ(analog)になったそうです。デジタルが「バラバラ」であることに対し、アナログは「並べると似ている、関連がある」という意味を持ち、連続性がポイントになります。
へー、アナログはアナロジーからきてるんだ!地続きであることが特徴なんだな。アナロジーは、連続的だけどその連続性の間にどれくらい「ちょうどいい」ジャンプがあるか、というところに面白さや価値がある気がするから、「連続性」が特徴とはあんまり思ってなかった。
●日々、気になった場面や心に掛かった風景などを写真にとっておいて、それを使って週末にコラージュをつくることをやってみようかな。
●「そうしてモランディは自分の芸術の中にかえっていった」
●「一枚のティッシュはまるでひとかけらの氷山のようです」
繋がりそうのないものの間に「あーそう言われるとそうかも」という関連を見出せると、直喩が面白い表現になる。
●『もし僕が本だったら』
面白かった!子どもたちとのプロジェクトの振り返りにもできる。もし僕が森だったら、もし僕が暗闇だったら、もし僕がバラバラになった骨の一つだったら、もし僕が。
|ゆき|
●「あきこ屋」に恋をした!「遠野物語」を題材にした絵で、おどろおどろしい感じと脳の奥につんとくる人間のエロスのようなものがまぜこぜで、目が離せない。昔々の小さな子がおじいさんやおばあさんの話をきいて想像する遠野
には、こんなさまざまな生き物がたくさん住んでいたのかもしれない。
「あきこ屋」さん→ https://akikoya.wixsite.com/akikoya
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