月光荘画材店

銀座の「月光荘画材店」に行ってきました。大正6年創業(100周年!)だそうです。京都の素敵な本屋さん恵文社一乗寺店で初めて月光荘のスケッチブックや筆記具を見てから、ずっと行きたいと思っていたお店。東京に住んでいるのに京都で出会って、東京のお店に行くというのは、出会いの流れを感じ、銀座まで足を延ばしたのです。


|ゆき|

きれいな絵の具を買うだけで心が踊ります。絵の具にはそれぞれ色の小さな説明があります。カーマイン(赤)なら「イチゴジャムのビスケット、僕を呼んでるママの声がする。」、クロームイエローオレンジなら「今にも弾けそうな夏みかん。」など、色の世界が広がります。色と言葉の色図鑑がほしいなと思いました。
月光荘のホームページの中で店主さんが「いつもの生活に色をちょっと取り入れることで、いつもより少し、豊かな気分をぜひ。」と言っています。今回は3本の色を手に入れました。どんな風に混ざり合ってどんな色が生まれてくるのか、今から楽しみです。

|アンディ|

月光荘と言えば、ホルンのロゴ。一色一色の絵具も、紙の厚さでいろんな種類があるノートも、画材を入れる素敵なバッグも、部屋の中にある全てのものに、くるんとかわいいホルンのロゴがついています。いちばん印象的だったのは、月光荘のおじさんが使っていたというホルンが刻印されたボタン。復刻版が並べられていました。もう最高。

お店の入り口には、ロゴと見紛う素敵なホルン。ホームページには「友を呼ぶホルン」とありました。

ぼくには「じょうご」という大切なイメージがあります。しょうごという名前だから、、というなんとも素朴な入り口だけれど、じょうごを集めたり、消しゴムハンコでロゴをつくったりしています。

そうだ、まんぷく食堂のロゴは、じょうごにしよう。私の表現をこぼさないよう集めたり、反対向きにして撒き散らしたり。漏斗にすると、余計なものを濾すことだってできる。形もかわいい。おお、最高。

焼印とかつくりたい。

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(11/8追記)
ふとい針金で、じょうごのイメージつくってみた。楽しい。手を動かすと次のイメージも湧いてくる。やっぱり、媒介するものという機能のメタファがぐっとくる。

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帰宅して、ちょっとした捜し物をするために引き出しを開けたら、何年も前に友達から届いた絵はがきが出てきました。なんと、月光荘のもの!こんな流れがあった一日に感謝です。

まんぷく食堂

一人でいつもの定食を。みんなでいろんな大皿を。 そんな落ち着く定食屋さんのような場所。 「私の表現に触れる」道具や遊びと学びの場を創ります。

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